医療職志望の諸君へ! 資格や仕事内容、職場選びで参考になる情報をお届けします。

職場によって異なる仕事内容とワークスタイル

どのような施設や病院に勤務するかによって、看護師の仕事の内容は変わってきます。もちろんどの職場でも、看護師としての実務能力は問われますが、大病院に勤務するのか、介護施設や訪問看護事業所で働くのかによって、実際の仕事の内容やワークスタイルはかなり違うようです。

病棟での勤務を希望しているのであれば、勤務する日の朝から夜までの流れなどを想像してみましょう。一日の始まりは点呼にはじまり、担当する各患者のバイタルチェックをし、日中に処置や投薬をしたり、検査やリハビリの手伝いをします。そして、夜間は病棟の巡回をし、緊急時のナースコールに対応しなければなりません。

一方、介護施設の場合は日勤帯の仕事がほとんどで、バイタルチェックや衛生指導などが仕事の中心になります。また、訪問看護事業所の場合は、患者の自宅に訪問し、在宅療養中の患者の経過観察や服薬管理、褥瘡の処置や口腔ケアなどします。訪問看護の場合は、午前中のみや午後のみといった働き方もできるので、比較的自由度の高い働き方が可能になります。

このように、看護師の仕事は、勤務先で大きく異なります。そのため、求職活動をするときには、自分がどんな働き方をしたいのかを明確にした上で、スキルや経験をもとに、自分に合った求人を探すことが重要です。給与や福利厚生などの雇用条件ばかりを優先して転職をしてしまうと、ミスマッチを起こしかねないので、くれぐれも注意してくださいね。